木曜日, 8月 07, 2014

ロットバルトバロンの氷河期 (ROTH BART BARON'S “The Ice Age") アルバム評

ロットバルトバロンの氷河期 (ROTH BART BARON'S “The Ice Age")
ROTH BART BARON

世間話です。

YouTubeに上がっている楽曲を聞いて、歌声に惹かれ、アルバムを入手して1曲1曲をじっくり聞いてみました。悪くはないのです。決して悪くはないのですが、一番問題だなと思ったのは、「語彙が足りない/言葉のチョイスが変」ということです。メロディに乗せるべき言葉の選択が、どうもうまく作用していないように思います。

あまり具体的にどの部分がどうとは書けないのですが、「言葉がメロディに乗ってない/果たしてこの言葉でいいのだろうか?/もっと良い言い回しがあるはずでは?」と思わされる箇所が、アルバム1枚の中で何度も何度も巡ってきます。
そのため、聴きこんでいくとこのアルバムの中の世界観がとても薄っぺらで残念なものに形を買えてしまうように思えるのです。

キツイ言い方に聞こえるかもしれませんが、これはもう作者が自身の中に持っている語彙が少なすぎることが一番の原因でしょう。
わずかな言葉でしか歌われていない曲でも、深く広い世界観を聞き手に提示出来る曲は世の中にたくさんあります。それ自身を言葉にしないことで、そのものの存在を(不在という形で)明確に浮かび上がらせるという歌があるのです。
ただこのアルバムでは、言葉のチョイスが適切でないため、もっともらしく見えた世界が実は書割りの薄っぺらな1枚の看板でしかなかったような、そんな落胆を感じさせられるのです。

これは本当に勿体ない。出来うるなら世界観を共有したプロの作詞家との共同作品で、このアルバム1枚を聞き直したい。今はそう思うのです。





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